楽天市場等のネットショップ店長さん向けに、販売企画のご提案や商品ページの作成をしています。
お客様との距離を縮める「同梱物」作り
ショップ店長さんから
というご依頼を頂きました。
注文した商品が届いた時、商品以外にもチラシやクーポンなど、アレコレと色々入っていることありませんか?
届いた商品を確認した後に、つい同梱のチラシを読んだり、「今月限り有効!」なんて書いてあるクーポンがあれば取っておいたりして。
最近ではメルカリ等の個人間取引でも、ちょっとしたお手紙が入っていた時には、気持ちがほっこりし「次もこの人から買おうかな」なんて思うこともあります。
商品や納品書等と合わせて、お店の情報や「次回またお店で買い物したくなる仕掛け」を入れる、いわゆる「同梱物」はお客様と距離を縮める為の絶好のチャンスなのです。
せっかくチラシを作るなら、お店の気持ちも伝えたい。
「同梱物を入れるなら、手に取って読んでもらいたい!」
ということで、今回ご提案させて頂いたのが「新聞風チラシ」。
内容は商品情報の他に、実店舗の事や現状の取り組み、新商品からスタッフさんの日記まで。
ココがポイント
今回、私が同梱物のデザインでご提案させてもらったテーマは、「商品の魅力を倍増させる『会社の組織力(人の魅力)』」です。
お客様の求める本当の情報とは何か?
物に溢れる時代。美味しいものや、価格の安いものは探せばキリがありません。
実店舗に比べ、ネットショップでは特にそうです。
そんな中、世間では「価格だけでなく、企業の考え方や掲げる目標や世界観」を商品購入の規準にしている人も増えてきました。
最近では「環境問題やSDGsの取り組み」等が話題になったりもしていますよね。
「おいしいよ!」「こんな商品があるよ!」といった情報は消費者にとって、気になる情報である一方、「だけど、そんなことはどこのお店も一緒だよね」というのがホンネ。
情報に溢れる今、お客様が求めるモノも変わってきています。
私たちが1日に見る広告の数は数千件とも、それ以上とも言われています。
大量の情報が乱れるなかで、ポイ捨てされる情報はとても多いです。
とか
とか。
捨てられない情報を作るには、従来の方法だけでは上手くいきません。
大切なのは「モノ」より「ヒト」
大切なのは、「何がおすすめか」よりも「誰がおすすめしているのか?」だと思います。
発信元が信頼出来れば、その情報は他の広告に埋もれにくいです。
みなさんも、「コレは親しい〇〇さんがオススメしてくれたから、間違いないヤツだ」と、商品よりも「誰がおすすめしてくれたか」でお買い物をすることはありませんか?
ネットでは、「インフルエンサー」や「商品レビュー」がそれにあたりますね。
楽しくて共感出来る情報作りを。
ユーザーが一番納得できる情報は必ず楽しい情報です。
ただの物売り情報や、面白くない情報だけでは目の前をスルーしてしまいます。
今回のデザインで一番大切にしたのは「エンタ―テイメントと共感軸」。
楽しいからこそ伝わるし、納得できるからもっと知りたくなる。
作成にあたり、店長さんやスタッフさんと、何度も意見を交換を繰り返しながら、「新聞風同梱物」が完成しました!
まとめ
ものが溢れる時代だからこそ、今までの販売訴求だけでは効果が出にくくなってきていると思います。
「美味しい」は山ほどあるし、「当店のこだわり」も星の数ほどある時代。
お客様の心に届いてこそ、商品を選んでもらえるのだと思います。
ココがポイント
人が求めるものはいつでも「楽しくて(エンタメ)」「自分の心に響くもの(共感)」です。
商品の価値を上げるために、お店の魅力を深堀しましょう!