楽天市場等のネットショップ店長さん向けに、販売企画のご提案や商品ページの作成をしています。
福袋は1月半ばまで売れています。
毎年この時期におなじみの「新春福袋」。
今年はコロナ巣ごもりもあってか、例年以上に大好評だったみたいです。
楽天市場では只今、年始の「お買い物マラソン」が開催中ですが、
今年最初のセールだけあって、年が変わってもまだ多くの福袋が売れているみたいです。
年に1度の運試し。中身は見えた方がいい?隠すべき?
昨年末もいくつかの店舗さんの福袋企画に関わらせて頂きました。
売り出しは12月でも、商品企画自体は10月ごろから始まるのですが、
毎回議題に上がるのが、
「福袋の中身を見せるべきか、隠すべきか」
ということ。
「年に1度の運試し」の福袋はお客様からの期待も多い反面、
ネット全盛期の今、購入後に「ネタバレ」や「開封動画」として中身が大っぴらになることは珍しくありません。
それぞれ中身が見えない良さ、見える良さはあると思いますが、それぞれの良さを比較してみました。
中身が見えない福袋がそそられる理由とは。
福袋の中身が見えない良さは何といっても「運試し要素」でしょう。
という言葉は、金額だけでそそられてしまうもの。
福袋の内容より、
「ここのブランドが好き!」
「ここの物なら何が当たっても喜べる!」
という物であれば、中身が見えない方が購買に繋がるのかもしれません。
スターバックスの福袋は毎年話題になります。入っているものはタンブラーやコーヒー豆、ポーチといったもののようですが、中身が見えないことでコアなファン層の期待値を高め、うまく消費に誘導していると思います。
先日、youtuberの開封動画で「かわいいスタバのタンブラーなんて何個あってもいい!」と言っていましたが、「ブランディング次第でこういった客層をうまく取り込んでいるんだなあ」と感心しました。
中身を見せるだけではだめ?福袋にコンセプトが必要な理由。
一方で「中身が見える福袋」は今ではよく見かけるようになりました。
しかも、ただ中身を見せているだけでなく、イベントや使用感に合わせ、
「新生活応援福袋 5点セット」
「一家団らん中華福袋5人前」
といったように、
「ひとつのパッケージ商品」として販売するなど、商品を具体的に見せることで販売訴求をしているところもあります。
単なる「詰合せ」になりがちな福袋ですが、中身を見せることで
「どうせ在庫処分でしょ」
という福袋の嫌なイメージを払拭し、
組み合わせによるオリジナリティーを見せることで、他店の福袋との差別化もできています。
まとめ
盆暮れ正月はお財布の紐が緩くなりがち。
気も心も大きくなりがちなので、高単価なものがよく売れます。
それに加え
「今年1年の感謝!」
「歳末大セール」
「今年最後!」
と来ると、一気に背中を押されてしまいます。
今年の福袋シーズンはまもなく終わりますが、今年乗り遅れた店舗さんは、是非来年は「福袋商戦」に挑んでみてはいかがでしょうか。
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