楽天市場等のネットショップ店長さん向けに、販売企画のご提案や商品ページの作成をしています。
熊野町立熊野東中学校にて、中学1年生の生徒さん向けに「ガイドブック作成に向けてのデザイン・インタビュー講座」をさせて頂きました。
地域の産業や町の紹介をする新聞の作成する際に必要な「取材力」をテーマに、2時間の出前講座を行いました。
次の世代に私ができること。
過去に習い事で小さな子供たちを指導したことがあり、学生時代の将来の夢は学校の先生になることでした。
熊野東中学校から「中学1年生がこれから取り組む地域学習に役立つ講座を開いてもらえませんか」とご連絡を頂きました。
熊野東中学校では毎年1年生は「地域の産業や町の特産品を紹介する学級新聞」を制作しています。
実際に会社やお店に出向き、取材をした後それをまとめるのですが、今回はそのために必要な「インタビューの仕方」について講座を持たせて頂きました。
私の仕事を中学生に伝える
私の仕事は、ネットで販売する商品の魅力を伝えるお手伝いをさせて頂くこと。
しかし、商品についてお客様から教えて頂いたことをそのまま文字に起し、写真をとって並べるだけでは、商品の魅力は伝わりにくいです。
商品の魅力をさらに引き出すために、私が毎回行うのはいわゆるインタビュー。
初めてお会いする方に、「これはどんな商品ですか?」と取材をし、今後その商品を購入するであろう未来のお客様を想定しながら、気になる情報を聞き出します。
今回、中学校からお話を頂いた時、私が日常的に使っているこのスキルは中学生にもきっと伝わるはずと思いました。
伝えたいことをまとめてみた。
講座の時間は5,6時間目の2時間。対象は中学1年生の全クラス。
彼らの集中力も考えて初めの1時間は講義、そのあとはワークショップにあてました。
途中にクイズやイラストを入れて、分かりやすく伝わるように構成を組みました。
私生活にも役立つものを伝えたい。
初めは「中学生にも分かるように見やすい言葉で簡単に伝えよう」と資料作りを始めました。
しかし、徐々に「これは簡単な内容のようで、私達大人にも通用する『核』のような要素ばかりだな」ということに気が付きました。
人とコミュニケーションをとる難しさや、相手の気持ちになることの大切さ。
これは子供も大人も同じです。
そして多感な中学生は大人よりも敏感です。
なによりこのスキルは新聞作成だけでなく、私生活にもきっと役に立つと思い資料を準備しました。
出前講座当日。学生はみんな真剣!
最初の1時間は体育館での講義。
体育館の大きなスクリーンを使いながら「上手に取材をするための5つのルールと、コミュ力を上げるための7つの訓練」を紹介。
みんなメモを取りながら真剣な表情で話を聞いてくれていました。
各班ごとに取材&新聞作成
6時間目は講義で学んだことを活かしながらワークショップ。
各班ごとに分かれて取材練習をします。
先生方には事前にテーマを決めておいて頂き、各班ごとに取材し集まった情報をもとに新聞を作ります。
最後は出来上がった新聞をプロジェクターに映して発表してもらいました。
後日、生徒さんの感想を送ってもらいました。
まとめ
学生に伝えるというより、私が一番勉強をさせてもらった2時間。
一生懸命に聞く学生さんのまなざしや、メモを取る生徒。
取材だけに限らず、知らないことを知ったり、何かに興味を持ち調べることはとても大切なことです。
とても素晴らしい経験をさせて頂きました。
熊野東中学校の校長先生をはじめ先生方、大変お世話になりました。
ありがとうございました。